あのねー、、、。おぼうさんはハゲじゃなくて、かみの毛をみじかく切ってるんだよー。よーく見てみてね。ほら、少しはえてるでしょ。よくかみの毛をみじかくしている人を「ぼうずあたま」っていうでしょ?あれは「おぼうさんみたいなあたま」っていみだよ。
 “ぼうず”っていうのはかんじで“坊主”って書くんだ。坊(ぼう)っていうのはおうちのことで坊の主(ぬし)だから坊主ってよばれるようになったわけ。

 ではなんで、おぼうさんがかみの毛をみじかくしているかっていうと、ほとけさまになるためのしゅぎょうをするのにじゃまにならないように、なんだ。かみの毛があると、いつも「かみがた」を気にしたり、女の人に気に入られようとしてしまって、ほとけさまにしんけんにおいのりできなくなってしまうかもしれないからね。

今は、おぼうさんとおなじようなあたまの人がたくさんいるけど、むかしはちょんまげだったでしょ?だから、あたまをみるだけで「あー、あの人はおぼうさんだ」ってすぐわかったんだ。だから「ぼうずあたま」にすることは「ぼくはおぼうさんだぞっ!」って自分でしっかりと思うためでもあったんだよ。

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