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八十八ヶ所は徳島県から始まります。
二番札所・極楽寺のお大師さまお手植えの伝説
がある「長命杉」。このあたりは札所と札所の間
隔が短く、ゆっくりとお詣りされる方は少ないよう
です。
四国には「お接待」という麗しい習慣があり、篤
信の信者さん達が、巡礼の私たちにお菓子や
お茶を振る舞ってくれます。
巡礼している人達を「お大師さま」と見るのです。 |
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お昼ご飯を食べた寿食堂というお店で、廊下に
小さな座布団がずらりと並んでいました。
実はこの座布団には八十八ヶ所のお寺の「お砂」
が縫い込まれており、この上を歩けば、八十八ヶ
所をまわったのと同じ功徳があるというわけです。
甲子園の土、、、とは意味が違いますけど、大勢の
思いが染み込んでいる点では似ています。
いただいたおうどんもおいしゅうございました。
“南無大師遍照金剛” |
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十二番・焼山寺(しょうさんじ)に行く山中で、瞑想
にちょうどいい場所があったのでちょっと座禅を組
みました、というのはウソで、座禅を組んでいる他
のお坊さんを背後から激写。
この変わった寺院名の由来は、昔ここには妖火を
吐く大蛇がおり、来るものを阻んでいたが、お大師
さまにより鎮められたというものです。
杉の大木を縫って歩く、趣のある参拝道です。 |
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十四番・常楽寺の境内にはあららぎ(イチイ)の
霊木があり、頭上の木の股に、あららぎ大師と
呼ばれるお大師さまが座ってらっしゃいます。
糖尿病で苦しむ老人にお大師さまが霊木を煎じ
て飲ませたところ忽ちに病が癒えたそうです。
そこでその霊木をここに植えたところ、このように
巨大に成長したといわれています。 |
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常楽寺の境内は流水岩と呼ばれるごつごつと
した岩がむき出しになっています。まるで海か
渓流にきたかのような見事な眺めです。
ご本尊は弥勒菩薩で、八十八ヶ所で弥勒様が
ご本尊であるのはここだけです。
〜弥勒菩薩御真言〜
オン マイタレイヤ ソワカ |
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二十番・鶴林寺で青い目のお遍路さんに遭遇。
早速イングリッシュカンバセーション、、、と思っ
たらこの方、日本語ペラペラでした。
ここの仁王門は、仁王様の代わりに阿吽の鶴が
います。
【鶴林:かくりん】
お釈迦様がインドの沙羅樹林で亡くなられた際に、
木々の梢が悲しみで白く枯れ果て、まるで鶴の林
のようになったという伝説があります。 |
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二十一番・太龍寺はロープウェイで本堂のすぐ
下まで登りました。
「ああっ!あそこでお大師さまがご修行なさって
いる!」誰かが叫びます。
ちょうどこの写真のまん真ん中です。
その他幻の日本オオカミの家族(の像)もロープ
ウェイから見ることができるます。はい。
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二十二番・平等寺の山門。ぺかーっと明るい境内
です。山号は白水山といい、大師が井戸を掘ると
乳白色の水が湧き出たという。現在でもその井戸
はあり万病に効くというので一口いただきました。
無色透明でしたが。
本堂にはお四国でご利益をいただき、不治の病が
治った方々がその療養中に使用した器具を奉納し
てあります。次は二十三番・薬王寺そしていよいよ
高知県へ入って行きます。 |
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番外札所・御厨人窟(みくろど)。青年大師がこの
洞窟にこもって虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじ
ほう)という行を修めた際、明星が口中に飛び込み
体中が光り輝いたとされています。
そして、ここから見える景色はまさに空と海。
お大師さまはここでこれから自分は「空海」と名乗
ることに決めるのです。
今では大師信仰の重要な参拝場所であり、ロウ
ソクの火が絶えることがありません。 |