立木観音堂建立 勧進帳
一、立木観音像造立に至る経緯
元和年間(1615~1623)創建と伝わる円東寺は、四百年を超える歴史の中で栄枯盛衰を繰り返しながら、檀信徒の皆様に支えられ現代を迎えました。特にこの平成から令和にかけての運動公園周辺地区の土地区画整理事業に於きましては、全墓地の移転、境内地と寺有地の縮小という、未曽有の変革を余儀なくされました
それらと並行して、現住職晋山後、様々な催しや法要が行われ、平成二十二年から三年にかけては『写経のつどい』の参加者でもあった畠山誠之氏(岩手県出身、元中学校校長)による仏像彫刻教室が開催されました。その最中、平成二十三年三月十一日、東日本大震災が起きました。多くの方々が犠牲となり、今でも行方不明者が多数おられることは皆様ご存知の通りです
日本全体が悲しみに沈む中、震災でいのちを落とした多くの方の鎮魂のために、仏像を彫らせてほしいと畠山講師と彫刻教室受講生である檀信徒の小高弘様から懇請されました。その後、協議を重ね、慈悲の仏である観世音菩薩様、中でも三月十一日を忘れぬために十一のお顔を持つ十一面観音様がふさわしいだろうと思いがまとまり、平成二十五年から彫り進め、やがて八年を迎える現在、ついにその御姿が完成しようとしております
ここから先は、仕上げに入るため、御姿を永く護るための御堂の建立が必至です。そこで、円東寺住職と役員を中心として、御堂の建立に向け、建設委員会を組織いたしました。檀家、信徒ならびに有縁の皆様から、観音堂建立に対し御懇志賜わらんことを伏してお願い申し上げる次第であります
令和二年十二月吉祥日
円東寺立木観音堂建設委員会一同
一、円東寺住職ご挨拶
本来ならば、仏閣建立には多額の建設資金を必要とするところ、畠山仏師の旧友である岩手県の須藤建業様が、これまでの善行を聞きつけ、一切の使用木材の寄進を申し出てくださいました。この得難い奇縁、さらには檀信徒小高様からの一百万円寄附を受け、御堂建立に向け既に準備が始まりました。先の震災犠牲者の供養と、今後起こりうる災害からの安全を祈念するためにもこの計画を完遂すべく粉骨砕身する所存です
伐採されるはずであった大銀杏は、寺の歴史の生き証人であります。その樹が、鎮魂と地域安寧のための大観音として生まれ変わり、この先、我々やその子孫を見守り続けるであろうことに思いを馳せると、私は胸の高鳴りを覚えずにはいられません。また、円東寺には広大な境内も、立派な本堂も、国宝や重文などの歴史的文化財もありません。そのような中、この度、建設を計画した立木観音堂は、今後、ますます発展していく流山市のランドマークかつ、新市街地のシンボルになりうると考えております
早急に工事に取りかかりたい所ではありますが、ご想像通り資金が足りません。またこの好機に全檀信徒の皆様はもとより、一人でも多くの方が観音様とご縁で結ぶために、一般の方からもひろくご支援をいただきたく存じます。何卒、浄財勧募へご協力ご尽力いただきますよう、伏してお願い申し上げます
延命山 円東寺住職 増田俊康 金剛合掌九拝
一、計画の概要
一、事業内容
立木観音堂(木造)建立
二、目標事業予算
金 一千七百五十万円
内訳(含む税) 観音堂建設費 約一千四百五十万円
記念品、雑費 約二百万円
落慶法要諸経費 約一百万円
三、勧募期間
檀家信徒 令和三年一月から令和三年四月末日
一般善男善女 令和三年五月ごろ(予定)
四、工事期間
令和三年六月から令和三年十月
令和四年二月 立木観音像完成予定
完成後 落慶法要予定
以上
完成予想図
一般の皆様からのご寄附について
東日本大震災罹災者の慰霊と被災地の復興を祈念するとともに、これからの地域の安全を見守りくださる立木十一面観世音菩薩様です。ぜひ、より多くの方とご縁を結んでいただきたいと考え、円東寺檀信徒以外へ、ひろく寄附を募らせていただくことと致しました。また、ご寄附の金額に応じた記念品を進呈させていただきます。どうぞこの好機に、皆様の真心とお力をお寄せいただきたくお願い申し上げます
◇寄付金は5月12日からクラウドファンディングで募ります
【詳細はこちらのページをご覧ください(クラウドファンディングのページに移ります)】
◇金額は5000円からお預かりいたします
なお心ばかりの返礼品として、
・観音様を彫ったイチョウの余材を用いた【記念腕輪念珠】
・同じくイチョウの余材を用いた【記念限定御守り】
・【人気イラストレーター田中ひろみさんによる限定オリジナル御朱印帖(今回のみの特別御朱印書入れ済み)】
・みりんクラフトコーラ(machimin)
・ブルーベリー狩り体験(市野谷 吉田農園)
・純米吟醸酒「Ootaka-no-mori」 (かごや商店)
・どすこい餃子(浜あげ)
・流鉄流山線切り絵(飯田信義作)
などの記念品をお渡しする予定です
5万円以上の方は各種記念品にくわえて観音菩薩開眼・御堂落慶法要へご招待させていただきます。さらに、御芳名を観音菩薩胎内へ納めさせていただくとともに観音堂内に永く掲示し、次世代、次々世代へと顕彰させていただきます
※6月22日にクラウドファンディングは終了させていただきます
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